勝ちに行く漁業。
 
    
    羅臼の海で生きる漁師たちが、“競う”漁業から“支え合う”漁業へと舵を切りました。
    出漁のタイミングを見極め、仲間と協力し、無理をせずに漁を続ける。
    そんな新しい漁のあり方を、私たちは「勝ちに行く漁業」と呼んでいます。
    
丸共阿保高橋のはじまり
        2015年、阿保水産と高橋水産は、定置網漁をともに行うため「漁業共同企業体 丸共阿保高橋」を結成しました。
        羅臼で初となるこの協業体制は、競争を避け、協力によって持続可能な漁を実現する試みです。
        設備や漁場を共有し、収益や作業も一体化。
        「自分たちの暮らしを守る漁業を、自分たちで選ぶ」——そんな思いが、この共同体の出発点です。
        
変えたのは“出ること”ではなく、“引くこと”
        私たちは、「魚がいるときだけ、網を起こす」判断型の操業スタイルに切り替えました。
        毎日出漁していたころに比べて、作業は大きく減り、燃料コストも削減。
        ソナーや映像といったスマート水産業の技術を活用することで、判断に確信が持てるようになりました。
        「やらされる漁業」から「自分たちで選ぶ漁業」へ。これは、働き方の選び直しでもあります。
        
漁師のチームであるということ
        定置網漁は、一人ではできません。
        操業のすべてをチームで支え合いながら、2つの漁場を交互に使って操業しています。
        無理をせずに成果を上げるためには、仲間の判断を信じ、技術を活かし、
        最善のタイミングを選ぶことが欠かせません。それが、私たちの「勝ちに行く漁業」のかたちです。
        
未来へのビジョン
        私たちは、未来に続く漁業の姿も見据えています。
        若い世代が働きたくなるような職場環境を整え、地域とのつながりを大切にしています。
        羅臼高校と連携した「水産教室」や、インターンシップの受け入れなどもその一環です。
        自分たちの暮らしと、羅臼の海を守ること。
        その一歩一歩が、これからの漁業のスタートラインだと信じています。
        
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